全量買取制度をうまく利用しよう

太陽光発電システムによって発電した電力のうち、家庭などで使われずに残った電力を電力会社に買い取ってもらう「余剰電力買取制度」があります。これは国で定められた金額で、電力会社に余った電力を買い取ってもらう制度ですが、この買取方式の他に、「全量買取制度」という電力買い取りの制度があります。この全量買取制度ですが、太陽光発電システムで発電した電力のすべてを買いとってもらえるという制度です。しかし、現在のところこの全量買取制度の適用が受けられるのは、会社組織などの事業者が設置した太陽光発電の発電所や、工場や学校、会社社屋の屋上などに太陽光パネルを設置するなどした場合です。つまり、一般家庭用できはなく、産業用の用途として設置されている場合に限定されるのです。

この全量買取制度を導入した場合、自社で、あるいは団体で消費するための電力は、太陽光発電システムから供給を受けるのではなく、電力会社から供給を受けます。この時、太陽光発電システムで発電した電力量が、電力会社から供給を受けて使った電力量より少ないことにより、余剰分となる電力がなかったとしても、太陽光発電システムによって発電した電力のすべてを電力会社に売ることができます。つまり、この全量買取制度では、余剰電力という観念がなくなるわけです。発電した電力のすべてを電力会社に買いとってもらうことになるのです。

現状では、家庭向け、つまり住宅用の太陽光発電システム設置に関しては、従来どおり余剰電力の買取り制度のみを適用して、全量買取制度は導入しないこととなっています。設置するメリットは大きいものと思われるのですが、余剰電力買取制度に限定することで、家庭内で節電すればするほど売ることができる余剰電力が増えるため、各家庭での節電の意識が高まる効果が得られることにより、まだ導入される方針にはなっていないようです。
また、全量買取制度を導入すれば、そのための専用メーターを設置しなければならないため、その費用を負担しなければならなくなります。そういった問題も含めて、現在のところ、家庭用の太陽光発電システムには、全量買取制度の適用はありません。

PS.全量買取制度を逆手に取った悪徳業者も多いので注意しましょう。詳しくは太陽光発電の詐欺を参照ください。

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2013年5月4日 | コメント/トラックバック(0) |

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